SYSTEM-X

SYSTEM-X(SYSTEM-XENOPHOBIA、システム・ゼノフォビア)とは、世界各地で時折戦闘行動を取っている姿が確認される謎の特殊アームヘッド群の総称。
新光皇歴に属するあらゆる時代において出現が確認されている一方、ネクストエイジに突入してからはその活動頻度が極端に減少している。
なお「SYSTEM-X」の名称は、外部からの遠距離波長情報の解析によって判明したものであり、他の情報は殆どがセキュリティによって遮断されている。

これに分類される機体は純白の高純度プロトデルミス装甲を纏うこと、異様なまでに高いテトラダイ出力反応を誇ること、
胸部に円形の用途不明の機関が搭載されていること、並びに各機体の運用目的上における差異はあるものの、など非常に高い性能を誇ることが共通する。
機体自体の解析自体が殆ど成功していない事実からこれ以上の確定的な情報は無いものの、これまで出現した周辺的情報から、
大規模な紛争や事故が発生する前後において、それらに関連する地域に出現する傾向が高いことが判明している。

ネクストエイジにおける実質的な活動停止に至るまでに確認された機体は以下の通り。




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該当機の内部プログラム及びビスケットハンマーNo.108「ミグダショ」内の関連データにて確認されるシンボル

その実態は、この世界の創造主であるアイリーン・サニーレタスことエクジコウが造り出した「固定鋲」とも言うべき特殊機体群。
非出撃時はビスケットハンマーの第108号機である「ミグダショ」の地下構造部内に格納されており、メンテナンスやプログラムチェックもそこで行われる。
全機がパイロットを必要とせずに自律行動が可能な所謂ファントムタイプであり、そのOSにはかつて存在した高い能力を持つ人物の知能をコピーしたAIが搭載されている。

なお有人パイロットによる制御も可能で、その場合は機体出力の更なる向上と思考系統の多様化による戦闘行動の汎用性拡大といった恩恵があるが、
あくまで基本的には無人機という性質を最大限に発揮するための設計である為、平均して5分以上の操縦を続けると大抵の場合パイロットは負荷により死亡する。
これらを防ぐ意味もあり、本機に搭載されたAIは大抵の場合は有人操作を良しとしない傾向にある。

各機がそれぞれの想定した戦況に特化した設計が施されており実際に高い性能を誇るが、これらの本質的な運用目的はそこにはない。
本来の主目的はオルタナに属する敵対存在がこの世界に干渉してきた際における防衛装置」であり、「アームヘッド」である事実は副次的な物である。

オルタナはヘブンが存在する「この世界」が終焉を迎えた後に誕生する「次の世界」であり、
オルタナに属する存在が「この世界」に干渉して一刻も早く自身らの世界を到来させようとするのは、宇宙全体の「流れ」とも表現すべき性質から見てある種自然なことでもある。
この事実は、表現を変えれば「この世界」をオルタナという到達点に向けて「引き寄せる」ということを意味している。

本機群は、それらオルタナ存在が「この世界」の時間軸的座標に干渉して自身らに「引き寄せ」ようとする流れに対しての「時空間的座標固定鋲」であり、
ミグダショ内に設置されたタイムゲートを通じて大きな干渉を受けた時代に出現し、圧倒的な性能を以って原因となったオルタナ存在を排除しつつ、「その時代に固定鋲が出現した」という事実を時間軸に刻みつけることでその時点から前後数百年におけるオルタナ干渉を防ぐ概念防壁として機能する。

しかし本機群は、ある意味では“正しい流れ”とも言えるオルタナ干渉に対する反逆的存在であり、あくまで「この世界」に対する延命措置的な手段でしかない。
その為理論上建造が許容されるのは理想では5機、最終的かつ消極的な処置として6機までが限度であり、7機目を建造するとその時点で「この世界」の座標に致命的なバグが発生し、瞬時にオルタナに移行してしまうという結論が出ている。

また出現座標範囲が新光皇歴の間であるのは、ネクストエイジというそれまでの「オルタナへと繋がる因果」が文明一掃によって大きく減少したことに理由があり、
「この世界」がネクストエイジに到達すると、「この世界」の座標安定の反動により相対的に当機群が「劇薬」とも言うべき座標干渉性を持つことになる危険性が存在する。
これを避けるためにネクストエイジへの到達をミグダショが確認すると、中枢システムから「固定鋲」としての性質が解除されるセーフティ機能が全機に搭載されており、
これにより当機の「抜け殻」は通常のアームヘッドとして運用できるほか、一種の技術的タイムカプセルとして後世への遺産とするといった活用も可能となる。

なおこの機体群は各種行動後に何処へともなく姿を消すことが確認されているが、いずれも消失直前に機体が向いていた、またはわずかに移動していた方角から割り出した座標としてビスケットハンマーの第108号機たるミグダショが推測されているが、詳細は不明。

  • 最終更新:2017-07-30 10:39:29

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