ヘブン

ヘブン(Heaven)は、この物語の舞台となる惑星の名称。
『アボーキー星(Avohkii)』と呼ばれる三重連星の恒星からなる『アボーキー星系』の第二惑星であり、
トンドルの月をはじめとする十三の衛星を持つ。

我々の住む地球と環境がよく似ており、表面積の大半が海である他、大気も有する。
生態系も地球のそれに酷似しているが、馬は伝説上の生物となっている他、河童や竜といった生物が存在する。
ちなみに東西南北の概念も存在するが、地球のものは全くの正反対となっている(日が西から昇るなど)。

ビルなどの高層建築物はない訳ではないが比較的少なく、その代わりに地下開発が盛んである。
また国家が存在し世界の覇権を狙って争っているが、その絶対数自体は少ない。

核兵器などは開発されていない上、ミサイルはロケット関連技術が未発達の為に実現していない。
石油などは遥か昔に存在した形跡こそあるが現在は枯渇しており、その代わりに惑星各地でアームコアと呼ばれる鉱物が天然資源として発掘されている。
このアームコアを加工しアームホーンとしたものをコアデバイスとして搭載、運用される機動兵器がアームヘッドである。
ヘブンに住む人類の兵器系統はこのアームヘッドの台頭により一変し、戦車や戦闘機といった一般兵器はその花形から引きずり降ろされ、ほぼ旧式兵器の扱いとなっている(ただし運用や管理の容易さ、局所における有用さなどから、未だに戦場において有力な戦力としては存在し続けている)。

奇妙な特徴として、人類が種として誕生する以前のものと思われる遺跡や史跡が数多く存在しており、
それらの殆どが戦乱もしくは抗争にまつわるものである点からも、人類以前に一定の文明が存在していたことが示唆されている。
また発見された壁画や碑文などから、『旧母星』と呼ばれていたらしい惑星の存在が伝承的な文化として判明しており、度々好事家達の議論の的となっている。



  • 最終更新:2015-06-25 12:26:43

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