ストーリーライン:2010年~2030年

2014年~:『SUBARMHEAD』。
    危険アームコアの探査と旅行を目的に、言左衛門は妻となったアイネアス・メイヤー
    TCWのメンバーでもある守野屋 スーと共に、
    アームコアの名鉱場として知られる東アイサ地方、通称"暗黒大陸"を訪れていた。
    一時休憩し、とあるビル内の食堂で食事を取る三人だったが、
    守野屋が"見覚えのある人物"と遭遇、真偽を確かめる為にビルを出た直後、同ビルが爆発。
    "見覚えのある人物"こと板利 黄盾(嘗ての守野屋の友人)のテロ行為により、
    まだビル内の食堂に居た言左衛門とアイネアスが爆発に巻き込まれ、死亡する。

    その後TCWの調査により、アプルーエ連合王国に本社を置く大企業ヒルドールヴ社が、
    裏で板利の所属する巨大テロ組織スリーピィヘッドの支援を行っている事が発覚。
    TCWはヒルドールヴ社に対立する姿勢を強め、
    また菊田重工からも戦闘要員として精鋭パイロットチーム「ラストワン」が派遣される。

    しかし突如、菊田重工本社にヒルドールヴ側の"人間型アームヘッド"が複数襲来。
    TCWと菊田のパイロット達の迎撃も虚しく、言左衛門の父で天才的開発者でもあった
    現社長・菊田 武蔵がヒルドールヴ本社へと拉致される。

    現ヒルドールヴ社長・リトゥナ・ヒルドールヴは、
    拉致した武蔵に自身をアームヘッドに改造するよう要求。
    拒否する武蔵だったが、直後に吐血し更に何処か嘆願するかのような彼女の態度に何かを感じ、
    最終的に彼女を殺害する事もなく、導かれるように処置を決行。
    彼女を『リヴィングフィールド』と呼ばれる類人間型アームヘッドに変える。

    一方TCWとラストワンは、武蔵救出とヒルドールヴ本社への突撃を同時に決行する事を決め、
    人間型アームヘッドへの対抗策として、武蔵が開発していた別コンセプトの人間型アームヘッド
    「ルーンズ」の出動・作戦協力を要請、彼女たちはこれを承諾する。

    また村井研究所が、支援として特殊部隊「マーダーエンゼル」を派遣する。
    更に以前からヒルドールヴ社の圧力に脅かされていたアプルーエの企業や政治家達が、
    アプルーエ国内での作戦行動の一切を黙認する事に決定し、舞台は整う。

    二日後、TCWを中心とした連合部隊が「リトルバスターズ作戦」と命名された同作戦を決行。
    ヒルドールヴ社は保有戦力や人間型アームヘッド、
    更には『アウターゴッドギガース』と呼ばれる特殊ギガース四体も撃破され、
    遂に崩壊寸前にまで追い込まれる。
    そしてラストワンと共にリトゥナの許に辿り付いた旬香だったが、
    そこでリトゥナの搭乗するHILDOLV「サードアイ」と呼ばれる力を発動、
    旬香の駆るオーディン以外の機体を行動不能に陥れる。

    何故かサードアイを無効化したオーディンとHILDOLVは、互いに一対一での戦闘に臨む。
    結果HILDOLVはサードアイ発動の"核"である額の"第三の眼"を貫かれ敗北するが、
    それとほぼ同時のタイミングで最後のアウターゴッドギガース『ヨグ=ソトース』が暴走。
    ヒルドールヴ本社ビルそのものであるそれは、
    旬香達の居る部屋の壁や天井から触手を伸ばし、リトゥナのHILDOLVをも攻撃する。
    何かを悟ったリトゥナは崩壊寸前のHILDOLVを駆り、旬香の乗るオーディンを最深部へと導く。
    そして旬香が、其処に設置されていたヨグ=ソトースの動力源であるアームコアをキルし、
    ヒルドールヴ本社ビル(ヨグ=ソトース)が遂に崩壊、壊滅する。

    だが、何故かリトゥナとHILDOLVの両者は、本社崩壊と共に残さず行方不明となり、
    "二人"の行方はそれ以降、一切知れることはなかった。
    (本当は両者共に『いつか二人で行く約束をした』トンドルの月に居る。
    実はプロローグの終盤に描写されているが、最後まで読み終えないとそうだと解り難い)

2029年~:『プレジャー・ソング』。
    死亡した言左右衛門の親友だった山田 太郎の息子・山田 テルミと、
    『アームヘッドの解放』を目的とする武装勢力全領域支配皇に属する人間型ファントム
    ウィノナ・サニーレタスの二人を中心に展開していく物語。

    全領域支配皇の指導者エクジクト・ナウの命令通りに、
    テルミとその愛機ラスト・ダイナソーを引き込む目的で彼に接触するウィノナだったが、
    そこで味方幹部である筈の者が勝手に破壊活動を行うという緊急事態が発生、
    咄嗟にテルミと共に同機に搭乗し出撃した事をきっかけに全てが変わりだす事となる。

~2030年:『ジ・エンド』。
    かつての大戦の英雄マキータ・テーリッツと村井雪那の長男ティガー・K・テーリッツと、
    その姉の長女秋那・テーリッツの姉弟を中心とした物語。
    
    小学校を卒業し、晴れて白雪中学校に通うこととなったティガーは、
    ひょんなことから礼三郎・サライ・アームストロングという先輩生徒と対決することとなる。
    乗り気ではないながらも愛機マーニで礼三郎の駆るレイザーブロウを下したティガーだったが、
    学校生活の中で、学校を強力な調和とアームヘッドで支配する先輩と呼ばれる者達との戦いに巻き込まれていく。

    一方実弟のティガーに異性としての好意を抱く秋那だったが、
    ティガーが先輩達との戦いに身を投じていく中で、彼女にも戦いの影が忍び寄る。
    愛機ソールで迫り来る者達を、時にティガーや礼三郎達と協力しつつ撃退していく。
    しかし戦いの中で、秋那の中の奥深くに潜む暗い衝動は、静かに目覚めていくこととなる。

        時系列としてはアームヘッド最終反乱の直前。
        軍需企業・メッサー社の一部署『デベロッパー』と本社との対立を中心に展開する物語。

        デベロッパーに属するテストパイロットの少年・アルカ・クライアは、
        新たに開発されたハイエンド機ツヴァイヘンダーの正規パイロットに任命される。
        テスト戦闘を終え、異様なほどの疲労を感じながら自宅へと帰る途中にアルカが見つけたのは、
        レイル・レーラビと名乗る、衰弱した人間型ファントムの青年だった。


   

2030年:『アームヘッド最終反乱』勃発。
    菊田重工の人型ファントムであるルーン・エイワズが武装勢力「全領域支配皇」を結成、
    その指導者として「エクジクト・ナウ」を名乗り、アームヘッドの解放のため世界に攻撃を仕掛ける。
    この最中、エイワズが操る『アームヘッドの生命としての究極形』ことアビススカージと、
    ティガー・K・テーリッツを消息不明にされたことで狂気に陥った秋那・テーリッツの操る、
    『アームヘッドの兵器としての究極形』、セイントメシアアブソリュートオメガが交戦し、
    互いにに機体もろとも行方不明となる。

    『Angels with dirty wings』(現在公開停止)
        『DIRTY WINGS』の直接の続編。
        『プレジャー・ソング』とほぼ同じ時間軸だが、少なくとも2030年以降である。

        前作最終話にて撃破され死亡したロバートによく似た青年クルト・マイノリティーが、
        御蓮のとある高校に転校生としてやって来たところから物語は始まる。

        授業中でも堂々とヘッドフォンで音楽を聴き、挙句持ち込んだギターを引き出す彼は、
        その二年後、嘗てのクラスメイトであり結婚を控えた恋人を残して行方を眩ます。

        悪戯したのは神か、もしくは悪魔か。
        似姿であるクルトの中で、""が目醒め始めていた。


2030年~:旧リズ連邦を主体とする独立国家共同体が人類初の恒星間輸送船を完成させる。
      これを機に共同体は人類の“母星”への帰還計画(リテラフォーミング)を実行、一部の市民を乗せた船団が宇宙へと旅立つ。
      しかしこれを選民思想による行動だとして多くの人々が反発、世界は更に混乱の様相を極める。
   
      この際に迫害を受けたアームヘッド技術者達によって反政府組織ヒリングデーモンが結成され、
      ほぼ同時期に世界の混乱を収めるべく独立性を意識した特殊公的機関レインディアーズが発足した。 

2030年~:『Hello,world...』。
    最終反乱の戦火を生き延びたセリア・オルコットはまだ世界を巡る旅を続けていたが、
    立ち寄った町にて黒い色をした神徒と遭遇、事態を飲み込めないままこれを撃破する。
    自身が誕生に携わる銀の神徒とは明らかに違うその性質を不穏に思ったセリアは、
    今回の事件の真相を探るために公的機関レインディアーズに入隊を志望し、
    トップの成績で合格し新入りの隊員となる。

    機関で出会った仲間との日々を、黒い神徒についての情報を探りながら過ごしていくセリアだったが、
    その内に自身が気付いていなかった心の闇を自覚するようになっていく。

    世界を巡る旅の、ほんの少しの休憩。
    その日々は、謎は、答えは、全て自分自身の『闇』へと繋がっていた。

    Hello, Wonderland...
        『Hello, World...』のアナザーストーリー。
        同作におけるもう一人の主人公であるステタル・ガッポの過去に主点を置いた物語であり、
        舞台は『ワールドナーブ』と呼ばれるネットワークシステムが普及した“平行世界の惑星ヘブン”である。
        (その為厳密にはこの世界の時系列上は存在しなかった出来事であるが、便宜上ここに記載する)

        学校生活に馴染めず、自宅に帰ってはワールドナーブを使って誰かと「繋がる」日々を送っていた少年セント・ガッポは、
        ある日ナーブで知り合ったアリス・アートレストという少女と、近いうちに直接会う約束を交わす。

        そして約束の日、自身の16歳の誕生日の前日。
        セントは自宅を出かけたまま、二度と戻ることはなかった。




  • 最終更新:2019-11-30 10:05:09

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