型番:ZEUS0094-1-17
製造:民間宇宙開発企業
武装:機体自身
調和:「R-F-G」(大気圏外から地上の特定ポイントに必ず落下する。着弾後は自らロケット噴射で上空に戻る)
パイロット:AI(?)
ランク:B→EX+
開発された当初は対地攻撃用衛星兵器として運用される予定であったが、打ち上げが成功し衛星軌道上に入った直後から制御不能となり、現在の異様な軌道を通るようになった。
何度か撃墜計画が上がったが、どれも計画の途中段階でなぜか中断に追い込まれており、大破局後も衛星軌道上に残存・稼働しているものと思われる。
衛星として打ち上げられたとき、管制室のコンソールパネルに『EX IS "T"HUNDER』なる文言が表示されたとの噂がある。
...
"EX IS "T"HUNDER"
"雷霆は健在なり"
RANK: "EX-IT"
この機体が制御不能に落った異常事態の真相は、宇宙の思念体とされる存在『偉大なる者達』の一人(もしくは一側面)による干渉である。
本機は元々この『偉大なる者達』の一側面が人間種に対して無意識下への思念干渉を行い「開発させた」ものであり、打ち上げ成功した直後から例の『偉大なる者達』の制御下に置かれた。
その本来の運用目的は、因果律の収束点と言って過言ではない惑星ヘブンに「この世界」の運行を乱す存在が現れた時、本来の調和『R-F-G』に加えて、その存在を地形ごと「別世界」へ弾き出し、「この世界」を外因的脅威から防護する事にある。
余談だが、この機体の真の開発者であり「この世界」を守るために他の世界を犠牲にするという方針を独断実行したこの『偉大なる者達』の一側面は、
各機密資料や痕跡等から別の平行世界でも何らかの干渉を行っていた事が推察されており、その過干渉・極端な手法から他の『偉大なる者達』とは明確に方針を異にする特徴が見られる。
(設定・画像作者:Does)