アンキャスト

アンキャスト(Uncast)とは、寿命を迎えて“死んだ”世界から生み出されることがある存在。世界の寿命という概念についてはこちらを参照。
時間の特異点レイラインと性質が似ており、発生した場合は特定の人物に“力”として宿るようなかたちで顕れる。

特異点・レイラインと決定的に異なる点として、発生には厳密な条件が存在することが挙げられる。それぞれ必要となるのは、
  • 消滅時点で、本来の“寿命”がそれまで存在した時間の1/2以上残存しながらも、特異点など何らかのイレギュラー要因によって滅びてしまった世界
  • 上記の“世界の残骸”が何らかの要因によって反応を起こし、アームヘッドとして新たに形を得たもの
  • 上記の世界で発生した、正規通りに進行した歴史では存在しないはずの人間が誕生、もしくは生き延びていたもの
の三つであり、発生に成功した場合は条件最下記の人間を“器”とし、アンキャストとしての力が宿る。

アンキャストはそれぞれ力に“方向性”とも形容すべき性質の差異があり、これは“器”となった人間のパーソナリティや人格に影響を受けて決定される。
生命体としての寿命は個体ごとに差異があるが、基本的には発生のベースとなった世界の残り寿命がそのまま適応される為、人間としての本来のそれを遥かに超える長寿であることが殆ど(だが後述の要因により、実際には必ずしもその限りではない)。

“世界の残滓”を内包する性質から、アンキャストのアームヘッド(条件中段と同一存在)は、調和能力とは別個に時空間に干渉する能力が付与される。
この応用によって殆どのアンキャストは、所謂アンノーンゲートを発生させることで異空間や平行世界への移動が可能。
またアンキャストである人物が平行世界へと移動した場合、その本質的な非個体的、または概念の集合体的な存在の在り方により、能力の効果を特定対象または特定範囲に指定するタイプの調和はその効果がアンキャストに対して一切発揮されない性質を持つ(だがこれも後述を参照)。

その性質上、本来その世界に存在しないはずの者が無理やり自分の“席”を作り出していると形容できる状態の為、基本的にはあらゆる世界から異物として認識され、強大な斥力に晒され続けることになる(なおこの斥力は、黒い電気のようなものとして一般人にも視認が可能)。
そのため本来の寿命こそ長寿だが、生命体としての衰弱ペースは通常の人間の数千万から数億倍以上であり、結果的には通常の人間よりも短命である傾向が強い。
また短命なりに必ずしも生命を全うできる訳ではなく、そもそも発生した時点で斥力に耐えられず消滅する者や、消滅こそ免れても昏睡状態に落ったまま回復しない個体も存在する。
更に本質的には非個体的、集合体的性質であるその在り方自体も、前述の斥力によって“個”と認識できる程度にまで抑制されているために前述の効果指定無効化作用も万全の状態では機能せず、結果としてそのタイプの調和に対して多少抵抗がある、程度に落ち着いていることが殆ど。

この斥力の程度には個体差があり、前述の時空間に干渉する能力が高いほどその負荷が強大になる比例関係にある。
この性質は世界そのもの、あるいは世界の要素(端的に言えばその世界で過ごす生物など)によって“必要とされる”ことで緩和される。

ただしこれらの条件はアンキャストである人物が、自身のアームヘッドに搭乗しない場合においてのみ適用されるものであり、
もし搭乗した場合には、その瞬間から端的に世界から最優先脅威として捉えられ、消滅を目的とした強力な斥力に晒されることとなる。
なおもしアンキャストが死亡した場合、共に発生したアームヘッドはその時そのアンキャストが位置していた世界に置き去りにされることとなる。

以下に、これまでヘブンにおいて存在が確認されたアンキャストを挙げる。


  • 最終更新:2017-09-23 00:38:02

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード