フィギュアヘッド

フィギュアヘッド(Figurehead)とは、セツザ・グウィンガムによって開発された特殊機動兵器の総称。
プロトデルミス製の装甲等はアームヘッドと共通するものの、それらとは大きく異る技術系統によって設計されている。

アームヘッドとの大きな相違点として、まず内骨格であるバイオニクルフレームが存在せず、節足動物のように外骨格で形成されており、
空洞となっている装甲の内部に、液状のプロトデルミスが満たされている特徴が挙げられる。
駆動機構はこの液状プロトデルミスをエネルギー伝達体とした一種の“液圧式”であり、バイオニクルフレームよりも“疲労”が極端に少ないという利点が存在する。

また基本的には有人操縦を前提としたアームヘッドに対して、
こちらは既存人物の人格をコピー・再現したAIをメインブレインとしており、一種の自律兵器としての性質を有する。
動力源もアームホーンではなく、熊や魚などの一般動物をエネルギー生命体として直接変換した「スケープゴート」が搭載されている。
この性質上、機体自身がスケープゴートとなった動物が生前摂取していた食糧を調達し摂取し続けない限り、エネルギー供給を失い機能停止に陥ってしまう欠点も存在する。

なお『矛盾の力』を探求するセツザ自身の意向により、
ほぼ全てのフィギュアヘッドは、AIとスケープゴートの意思をあえて衝突させるシステム設計、
並びに機体のシルエットが両者の生前の身体構造と異なることを意図した構造設計がされている。
これにより機体にかかる高負荷・ストレス・怒りを、爆発的エネルギーに変換するのがフィギュアヘッドのコンセプトとなるが、
それゆえ基本的にエネルギー消費が激しく、短期決戦向きの機体が多い。

  • 最終更新:2016-04-16 02:04:13

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